英国アンティークジュエリー 9ctゴールド 天然ダイヤモンド 天然サファイアダブレット ハンドブローチ (ソーティングメモ付)
イギリスより、アンティーク、ハンドモチーフのブローチです。ハートを掴もうとしているような優美な表情のハンド。背面にホールマークが残っています。1916年、バーミンガム。
ジュエリー製作にも機械化が進んだ頃、大流行したヴィクトリアンハンドより、少し後につくられたハンドモチーフです。メーカーは「A&C」。
指にはめているリングに付いているのは極小さいながら天然のダイヤモンドです。ハートの星の刻みにセットされているのは、天然サファイアのダブレット(張り合わせ石)です。
ベースは前面と背面が貼り合わせになっており、中は空洞です。背面にひとつ小さな穴が開いています。小さなループは2つ付いています。ホールマークの他にも、正面下の方に、金の品位をあらわす「9・375」の刻印が有ります。
針は全開しないタイプで、しっかりと気持ちよくCクラスプに納まります。全体的に経年による擦れ、正面に針でついたような小さなへこみ、背面に黒ずみ等有ります。全体的にはアンティークの風合い有る美しいブローチです。
■ハンドモチーフ
古くから魔除けや幸運のお守りだったハンドモチーフ。握り合う手は友情や忠誠を、何かをつかみ取ろうとしている手は、憧れや愛情をあらわしているといわれています。
ハンドモチーフは大変人気が有り、アンティークで見つける事は難しいです。ヴィンテージのものとは一線を画する貴重なブローチです。
■サファイア
中世ヨーロッパでは神の祝福を受けた「天空の宝石」と呼ばれ、古くから愛されて来た宝石。ルビーと同じコランダム。石言葉は、「慈愛」「誠実」「真実」など。9月の誕生石。
■ダブレット(張り合わせ石)
主に天然石を薄くスライスしたものに、合成石などを接着させたもの。古代ローマ時代からある技法。天然石のみのものより安価であるとともに、奥行きや輝き方に深みを持たせるために、あえて行われる事もあるそうです。
■ダイヤモンド
「宝石の王様」と呼ばれるダイヤモンド。ギリシャ語の「adamas(制服し難い)」が由来といわれています。地球上で最も硬い宝石。石言葉は「純愛、永遠の絆」等。4月の誕生石。
ブローチと鑑別機関のソーティングメモのみ。ボックスや小道具は含まれません。
経年によるくすみや変色も味わいと感じられる方に。
当方で、風合いを損なわない程度にメンテナンスをしております。
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■年代:1916年
■素材:9ctゴールド
張り合わせ石(上部:天然サファイア、ブルー、1.9g)
天然ダイヤモンド
■サイズ:約縦15.7mm×横35.5mm
■重量:1.9g
【ホールマーク】
■メーカーズ・マーク A&C
■スタンダード・マーク 9・375
■アセイ・オフィス・マーク BIRMINGHAM
■デート・レター 1916年
【刻印】
■9・375(正面下の方)
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