アンティーク マイクロモザイク フルール・ド・リス ブローチ
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アンティーク、マイクロモザイク、フルール・ド・リスのブローチです。
フルール・ド・リスの形をした、空色ベースの綺麗なブローチ。中央上部に小鳥(尾が割れているので多分ツバメ)と、真っ白なマーガレット(またはデイジー)とピンクの小花。曲線に敷き詰められた極細やかなテッセラが美しいです。当時の職人さんの手仕事の素晴らしさを堪能出来ます。
僅かなテッセラの乱れは有りますが、大変状態のよいマイクロモザイク。
針に緩みはなく、Cクラスプに気持ちよくきちんと納まります。ゴールドカラーのメタルの台裏・側面に、経年による僅かな黒ずみ・擦れ、緑青等みられます。全体的にアンティークとしては、大変状態のよい、綺麗なブローチです。
17世紀初頭~19世紀初頭まで、イギリスの貴族の子弟らが見聞を広めるために、イタリアやフランスなどを旅したといわれるグランド・ツアー。1900年前後にも教養を深めるために、イタリアはよい旅先でした。旅先の贈り物としてイタリアからイギリスへ渡った、古い美しいブローチです。
■フルール・ド・リス
アヤメ(アイリス)の意匠。フランス王家にゆかりの有る紋章でも有ります。
ルイ9世の時代に、3つの花びらは「信頼、知恵、騎士道精神」をあらわしていると解釈され、ヨーロッパに広まっていきました。
こちらのフルール・ド・リスの形は、花びらの間におしべの有る「フィレンツェのユリ」タイプ。通貨等にも使用され、親しまれているデザインです。
■ツバメのモチーフ
アンティークのモチーフでよく目にするツバメ。シルバーや、ゴールド、ブローチやイヤリングなど、さまざまなものがあります。
富と忠誠心の象徴として古くから愛されて来たモチーフ。ツバメはつがいで仲睦まじく子育てし、必ず巣へ帰ることから、恋人への贈り物として流行しました。また、ヴィクトリアン後期の1888年、ロンドンで出版された『幸福な王子』(オスカー・ワイルド著=アイルランド出身)も、当時話題となり、「幸福を運んでくれる鳥」として、広く愛されたことも理由の一つといわれています。
■マーガレット、デイジーのモチーフ
白いマーガレットの花言葉は「心に秘めた愛」「信頼」等。デイジーはイタリアの国花で、花言葉は「平和」や「希望」などがあります。
■マイクロモザイクとは
テッセラと呼ばれる細かなガラス片を、ピンセットで一つひとつ敷き詰めてつくられています。
ワンポイントに、帽子やスカーフ等の巻き物にも。明るいブルーに気品のあるフルール・ド・リス。着けると晴れやかな気分になりますね。
ブローチのみ。ボックスや小道具は含まれません。
遥か昔に、職人によってつくられたジュエリーです。
経年によるくすみや変色も味わいと感じられる方に。
当方で、風合いを損なわない程度にメンテナンスをしております。
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■年代:1900年代頃(詳細不詳)
■素材:ゴールドトーンメタル
テッセラ(色ガラス片)
■サイズ:約縦46.4mm×横28.6mm
■重量:6.7g
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