ヴィンテージ トシカネジュエリー 有田焼 大輪古典菊・洋蘭 ブレスレット
ヴィンテージ、有田焼、俊兼(トシカネジュエリー)のブレスレットです。黒地に赤紫、巴錦を思わせる大輪の古典菊と、同じく大輪の洋蘭がかたどられています。
シルバーの台に経年による小傷・黒ずみ等ありますが、陶器表部分は全体的に綺麗な状態かと思います。
こちらのブレスレットは、裏のつくりがシルバーのフレームから、陶器が見えるようになっています。裏の陶器部分には経年によるくすみ、小傷等有りますが、表面のお花の部分はとてもよいコンディションです。
裏面留め具部分に「SILVER JAPAN」、陶器部分に「俊兼」「JAPAN」の刻印有。
留め具は出仕入する時、ややきつめ、挿し込む方に若干の歪みが有りますが、しっかりと気持ちよく留まります。留め具に経年によるへこみ、小傷、針で衝いたような細かな傷有。
陶磁器のパーツは全部で7つ。菊が4つ、洋蘭が3つです。前回ご紹介したブレスレットよりややタイトなつくりで腕に馴染みます。
菊のパーツは、ふっくらとした花びら一枚一枚、葉の一枚一枚が丁寧に彩色され、しべ部分と葉脈部分は金彩が施されています。
洋蘭は細やかなフリルのような花びらの表現、しゅっと伸びた葉には極繊細に金彩が入っています。花びらのグラデーションが素晴らしいです。
華やかではありますが、透明感のある陶器、色味も抑え目で日本人にもしっくりと似合うブレスレットです。和装のみならず、是非、普段のスタイルに取り入れていただきたいジュエリーです。
■トシカネジュエリーとは
昭和6年、有田焼の小島俊一氏と南金蔵氏がはじめたブランド。最初は焼き物の帯留めをつくっていましたが、やがて輸出用のジュエリーを製作するように。オリエンタルで精巧なつくりが欧米人に愛され人気を博しましたが、時代の変化とともに次第に姿を消してゆきます。製作方法は企業秘密だったため、今では「幻のジュエリー」として、現存するもののみに。国内外に愛好するコレクターが多くいる、ポーセリンジュエリーです。
■図柄「菊」
皇室の御紋にも使われている、日本を象徴する花の一つ。花言葉は「高貴」、「高尚」。凛とした佇まいが美しい花です。
■図柄「カトレア」
洋蘭の女王ともいわれるカトレア。花言葉は「魔力」「成熟した大人の魅力」。妖艶で魅力的なお花は、大人の女性に是非、身に着けていただきたいモチーフです。
精巧で緻密なつくり、美しい色彩の、大変貴重なトシカネのブレスレット。日本の職人さんの技量の確かさを堪能できるアート作品です。
ブレスレットのみ。ペーパーボックスでお送りいたします。
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■年代:昭和中期頃(詳細不詳)
■素材:シルバー
有田焼
■サイズ:約縦2cm×横1.7cm×7個
装着時の腕周り 約18cm
■重量:31.1g
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